三条西実枝筆詩懐紙

- 人物
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作者三条西実枝
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- サンジョウニシサネキヒツシカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
三条西実枝〈さんじょうにしさねき・1511-79〉は、室町時代末期から桃山時代にかけての公卿、歌人。右大臣公条〈きんえだ・1487-1563〉の子。初名実世(さねよ)、のち実澄(さねずみ)、さらに実枝と改名した。天文10年〈1541〉、31歳のとき権大納言に進むが、天文21年頃からは、駿河・甲斐・伊勢と転々と地方大名に身を寄せる生活を送る。天正7年〈1579〉に内大臣に昇るもすでに病重く、わずか2日にして拝辞し出家。その2日後に他界した。この詩懐紙は、20歳の実枝が参議に列した、享禄3年〈1530〉9月9日重陽の詩歌会の時のもの。すでにしっかりとした書法が手の中に入っており、堂々とした書きぶりである。祖父実隆〈さねたか・1455-1537〉を祖とする三条流の名手であった。「重陽、同じく「菊一時に秀ず」ということを賦する詩便ち香字を用う/参議右近衛権中将藤原実世/東籬の朝露、幾か恩光、賞するに堪へたり、黄花重九(九月九日、重陽の節句)の妝(しょう=粧い)。応に是れ一時は君子の徳なるべし、霜余何れの処か清香ならざらん。」
重陽同賦菊一時秀詩便用香字 参議右近衛権中将藤原実世東籬朝露幾恩光堪賞黄花重九妝応是一時君子徳霜余何処不清香
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Kaishi by Sanjonishi Saneki
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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