邦高親王筆和歌懐紙

- 人物
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作者邦高親王(伏見宮)
- 年代
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制作年 AD15
- タイトル
- クニタカシンノウヒツワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
邦高親王〈くにたかしんのう・1456-1532〉は、伏見宮家第5代当主。貞常親王の第1王子で、母は庭田盈子。初め邦康と称したが、文明6年〈1474〉4月26日、加冠の儀が行われ、邦高と命名された。同日、後土御門天皇の猶子となり、6月19日親王宣下を受ける。7月3日、父貞常親王の死去により伏見宮家を継承した。同7年には式部卿に任ぜられ、翌年、二品に叙せられた。永正13年〈1516〉、61歳にして落飾、法名恵空を号した。享禄5年〈1532〉、77歳で没した。親王は、早くから今出川教秀に琵琶を習い、また飛鳥井雅親・三条西実隆に和歌を学んだ。家集に『邦高親王集』などがある。この和歌懐紙は、永正4年〈1507〉7月7日に催された詩歌御会のときのものである。「星夕の燈花」の題で漢詩と和歌の両方が詠まれた。これはその和歌の1枚。この年、親王は52歳。書流系譜では後柏原院流(後柏原天皇の書流)に属しているが、まさしくその特徴を見せる遺墨である。「七夕に「星夕燈花」ということを詠める和謌/式部卿邦高親王/たむけをく庭のともし火星合の空をも照らすかげや見ゆらむ」
七夕詠星夕燈花和謌式部卿邦高親王たむけをくにはのともし火星あひの空をもてらすかげや見ゆらむ
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Prince Kunitaka
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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