堀河康胤筆書状

- 人物
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作者堀河康胤
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- ホリカワヤスタネヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
堀河康胤〈ほりかわやすたね・1592-1673〉は、江戸初期の公卿。権大納言高倉永家〈たかくらながいえ・1496-1578〉の孫、左中将水無瀬親具〈みなせちかとも・1552-1632〉の子。祖父の高倉家、父の水無瀬家より分かれて堀河家の祖となる。初名は康満(やすみつ)。寛文3年〈1663〉権中納言に任ぜられるも、すぐに辞して出家、法名休山を号した。書状の内容は次の通り。「扇子に和歌を書写せよとの御下命、畏れ多いことながら、とりあえず2本書き終えました。不出来を恥じ入るばかり、これ以上の書写は御免蒙ります」。驕り高ぶらない康胤の謙虚な一面をうかがうことができる。これが謙遜であることは、この力感あふれる堂々とした筆致が無言に示している。なお、宛名の「園羽林」は、園基音〈そのもとなり・1604-55〉のこと。羽林は近衛府の唐名。基音は、元和4年〈1618〉左少将、寛永3年〈1626〉右中将になっている。「扇子歌の義、賢命、枉げて随い候故、二本書き付け申し候。これも見苦しく候て赤面、赤面。残りは平に御免成さるべく候。恐惶謹言。乃時(ないじ)(花押)/園羽林様人々御中康胤」
以上扇子哥之義賢命枉迶(随)候故二本書付申候此れも見苦候而赤面々々残ハひらニ御免可被成候恐惶謹言乃時(花押)園羽林様人々御中康胤
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グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Horikawa Yasutane
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1葉
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