小島宗真筆書状
- 人物
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作者小島宗真
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- コジマソウシンヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
小島宗真〈こじまそうしん・1580-?〉は、通称九郎兵衛、慎独軒晴斎(しんどくけんせいさい)と号した。現存する遺墨は、詩歌や和歌を書いた巻物がほとんどである。それらは金銀泥、淡彩絵の具で四季草花の繊細な下絵が描かれた美しい装飾料紙に揮毫されている。遺墨は一様に光悦流の面影を色濃く宿す。筆の線に肥痩の変化が極端にあらわされており、本阿弥光悦〈ほんあみこうえつ・1558-1637〉晩年期(70代)の書風を踏襲している。また、中国・南宋時代の能書家張即之〈ちょうそくし・1186-1266〉の書に私淑したらしく、その影響が見られる。宛名に「道正庵様」とあるのは、京都の医師・道正庵卜順〈どうしょうあんぼくじゅん・1632-1706〉のこと。本名は木下正右衛門、昧杏堂(みきょうどう)・釣雪斎(ちょうせつさい)・了順(りょうじゅん)とも号した。古来、解毒丹(げどくたん)の開発で知られる典薬医であった。また、茶の湯にも通じて多くの名物を所持したことでも知られる。摂関近衛家に出入りしていたことが、『槐記』によっても確認される。年の瀬にわざわざ来訪の医師卜順から、雉子2羽を贈られたことへの礼手紙である。食鳥の中でも、雉子は古来もっとも珍重されたことで有名である。平安時代の宮廷において、鳥料理といえば雉子を材料にしたものと決まっていた。したがって、時代が下って室町時代においても、鳥といえば雉子を指すようにもなった。さらに、江戸時代初期の『料理物語』には、「青がち・山かげ・なます・はふし酒・刺身」等々、さまざまの調理方法が記されている。とにかく宗真にとっては珍重な贈り物であったのである。光悦流を能くした宗真の面目躍如たる筆跡である。「今朝は御来駕、殊に御持参に預かり、辱く存じ奉り候。将又、到来に任せ、雉子一番(2羽)進上仕り候。余日、御座なく候間、明春早々、申し達すべく候。恐惶謹言。極月(12月)二十八日宗真(花押)道正庵様人々御中宗真より」
今朝者御来駕殊預御持参辱奉存候将又任到来雉子一番進上仕候餘日無御座候間明春早々可申達候恐惶謹言極廿八日宗(花押)道正庵様宗真人々御中
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Kojima Soshin
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- *紙帙桐箱、道正庵コピー、釈文
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