小出吉英筆書状

- 人物
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作者小出吉英
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- コイデヨシヒデヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
小出吉英〈こいでよしひで・1587-1666〉は江戸前期の武将で、但馬国出石(いずし)藩主。慶長9年〈1604〉、父・吉政が和泉国岸和田に移った後、出石城主となる。同17年大和守。大坂冬の陣では東軍に加わり、夏の陣では大野治房と戦い、岸和田城を守る。寛永10年〈1633〉・同14年、出雲国松江城に在番、寛文6年〈1666〉80歳で没した。この書状は、加藤内蔵助明友〈かとうあきとも・1621-83〉に宛てたもの。かれは寛永16年〈1639〉12月従五位に叙し内蔵助(介は当て字)を称している。同20年石見国に一万石を安堵されている。吉英とは松江城在番中の交遊であろう。松平伊豆守信綱〈まつだいらのぶつな・1596-1662〉の都合で談合が一日繰り延べになったことを承知した旨を返信する。武将ながら、なかなかの達筆ぶりを示している。「昨晩は貴札忝なく存じ申し候。他出致し夜更に罷り帰り候故、御報延引仕り候。然らば、今晩の儀、松平伊州(伊豆守)指し合いに付きて御延べ成され、来たる十九日の晩召さるべきの由忝なく存じ申し候。有増の衆御出に於いては必ず参を以って御意を得べく候。恐惶謹言。/尚々、各、御出候歟。若し又、隙入りの方も御座候て、御出有る間敷き由に御座候はば、兎角の儀仰せ聞かされ申さるべく候。以上。/五月十六日(花押)/加藤内蔵介様御報吉英」
尚々各御出候歟若又隙入之方も御座候而御出有間敷由ニ御座候ハゝ兎角之儀被仰聞昨晩者貴札忝存申候致他出夜可被申候以上更罷帰候故御報延引仕候然者今晩之儀松平伊州指合ニ付而御延被成来ル十九日之晩可被召寄之由忝存申候有増之衆於御出ニ者必以参可得御意候恐惶謹言五月十六日(花押)加藤内蔵介様御報吉英
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Koide Yoshihide
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- *桐箱
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