前田利長筆書状

- 人物
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作者前田利長
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- マエダトシナガヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
前田利長〈まえだとしなが・1562-1614〉は利家〈としいえ・1537-99〉の長男。母はまつ〈=芳春院・1547-1617〉。幼名犬千代、初名利勝。父と共に織田信長〈おだのぶなが・1534-82〉・豊臣秀吉〈とよとみひでよし・1537-98〉に仕え、慶長3年〈1598〉家督を嗣ぎ、同4年豊臣家の五大老に列するが、徳川家康〈とくがわいえやす・1543-1616〉の加賀征伐の動きに対して、生母を人質として江戸に送って和解。同5年関ヶ原合戦に際して、徳川方に付いて加賀で戦功をたてて、加賀・能登・越中に百二十万石を領することとなった。同10年、隠居。キリシタンに寛容で、茶の湯に堪能、千利休〈せんのりきゅう・1522-91〉の高弟であった。文末の「かしく」の書きぶりは、利長の書状に見られる大きな特徴。よって、署名はないが、前田利長の自筆に間違いない。利長が妹・千世に宛て、母・芳春院の体調を気遣った見舞状である。「仰せのごとく芳春院殿御事、去年のごとく歯茎より血出し申し候由に候、しかしながら、一旦、御心は良く候よし候間、御心安かるべく候。此方より人を進じ候。かしく。ちま(侍女)が事、申しこし候て、申候べく候。九月九日。おちよ肥(前守)」
[端裏書]おちよひちまか事申こし候て申候へく候おほせのことくはうしゆいん殿御事こそのことくはくきよりち出申候由候しかしなから一たん御心ハよく候よし候間御心やすかるへく候此方より人をしんし候かしく九月九日
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Maeda Toshinaga
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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