針屋宗春筆書状

- 人物
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作者針屋宗春
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- ハリヤソウシュンヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
針屋宗春〈はりやそうしゅん・生没年未詳〉は、桃山時代の京都上立売の町人で、半隠斎と号した。千利休門下の茶人としても知られる。ある雪の夜、聚楽第(じゅらくてい)の秀吉が利休に案内されて宗春宅を訪問。宗春は、即座に洗米を三方にのせて茶を饗応、秀吉の興を誘い、知行を賜わった、という。こうした茶にまつわる逸話を多く残している(『源流茶話』)。また、宗春の茶話を集めた『宗春翁聞書』が知られる。この手紙は、利休七哲の一人、織田有楽〈おだうらく・1547-1621〉に宛てたもの。以前より参上して礼言を申し述べるべく心積もりの矢先、急に有楽から来訪を告げて来た。身辺多用に任せ、怠慢の非礼を詫びつつ、万々は面談の折に、と申し送っている。両者の親交のさまをうかがい知ることができる珍しい一通。宗春の伝存稀有の遺墨である。「明晩、御光臨成さるるの義、忝く存じ候。参を以って御礼申し上ぐべく候へども、御事多く御座有るべくと存じ、延引致し候。委曲、拝顔の節を期し奉り候。恐惶謹言。十一月二十九日/有楽様人々御中宗春」
明晩被成御光臨義忝存候以参御礼可申上候へ共御事多可有御座と存致延引候委曲奉期拝顔之節候恐惶謹言十一月廿九日(花押)有楽様人々御中宗春
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ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Hariya Soshun
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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