古筆了雪筆書状

- 人物
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作者古筆了雪
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- コヒツリョウセツヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
古筆了雪〈こひつりょうせつ・1612-75〉は、江戸初期の古筆鑑定家。初代古筆了佐〈りょうさ・1572-1662〉の五男。名は重光、治左衛門と称した。また、出家して無心庵道樸(どうぼく)と号した。俳諧を雛屋立圃〈ひなやりゅうほ・1595-1669〉、茶道を小堀遠州〈こぼりえんしゅう・1579-1647〉に学んだという。四男の兄了栄〈りょうえい・1607-78〉が本家第2代を継ぎ、三男の兄勘兵衛〈かんべえ=一村・?-1650〉は別家古筆家の初代となっている。本家第5代を継承したのは、了雪の子了珉〈りょうみん・1645-1701〉であった。この書状は、大和屋喜三右衛門(町衆)の依頼をうけて、大黒庵(だいこくあん)、すなわち武野紹鴎〈たけのじょうおう・1502-55〉の手紙の筆跡鑑定結果を申し送ったものである。それは、「今朝路次」の文言に始まる文(書状)で、紹鴎の真跡に間違いない旨を報ずる。了雪の鑑定記録として貴重な一通、伝存稀有な遺墨である。「「今朝路次」と発端これ有る文、大黒庵紹鴎の筆跡紛れ無きものに候間、左様に御心得成さるべく候。則ち、返進申し候。恐惶謹言。三月二十三日道樸(花押)/大和屋喜三右衛門様古筆了雪より」
今朝路次と發端有之文大黒庵紹鴎筆蹟無紛之者ニ候間左様ニ御心得 可被成候則返進申候恐惶謹言 三月廿三日道樸(花押)大和や喜三右衛門様古筆了雪
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Kohitsu Ryosetsu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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