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銅製鰐口(延元2年〈1337〉銘)

鰐口(わにぐち)は、古くは金鼓(こんぐ)といい、ほかに金口・打響・打具・打鳴・打金などとも呼ばれる。仏殿や神社の社殿の前の軒に掛けるもので、銅製または鉄製の円形中空につくられる。その前面に鉦(かね)の緒(布製の長い縄)を下げ、参拝人がその緒の下の端を持って振り鳴らす。鉦鼓(しょうこ)を2つ合わせた形で、下方に一文字の裂口があり、鰐の大口に形状が似るところから、この名がある。上辺の左右につるすための耳がつけられ、内区・外区を紐状であらわし、中央には蓮華をかたどった撞座(つきざ)がある。この鰐口には、外区に「奉十五社中」(十五社中に奉る)、「延元二年〈1337〉三月七日」の寄進銘が彫られている。制作年代を推知できる貴重な遺品の1つである。
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OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Gong made in 1337
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1個
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。