Object
蝶鳥蒔絵文箱

蝶と鳥の舞い遊ぶ姿が文様として盛んに用いられるようになるのは、平安時代からである。これには文学作品の影響も多分にあると見られ、とりわけ『源氏物語』には、「胡蝶」と名付けられた巻が存在する。この巻には、童女各四人に鳥と蝶の装束を着せ、それぞれに童舞をさせる場面がある。庭に舞う蝶鳥の姿が、優雅なものとして捉えられていた証拠と言えよう。平安時代の蒔絵作品としては、春日大社蔵の国宝「山水蒔絵筝」などがある。時代が下るにつれ、蝶の文様として、羽に斑点を持つ、華やかなアゲハ蝶が描かれるようになり、江戸時代には重要な意匠の一つとなった。これは、平安時代以来の蝶鳥の組み合わせをモチーフとしつつ、江戸時代の作品らしくアゲハ蝶を舞わせている。
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
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グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter Box with Birds and Butterflies in Makie
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1合
- 付属品
- 紐2本
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。