山水図
- 人物
-
作者雪舟等楊
- 年代
-
制作年 室町時代(15世紀)
- タイトル
- サンスイズ
- 寸法
- 各21.3×25.1
- 材質・技法・形状
- 紙本墨画
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
雪舟〈せっしゅう・1420-1506?〉は、室町時代後期の禅僧画家。備中国(岡山県)赤浜の出身。若くして上京、相国寺(しょうこくじ)の春林周藤(しゅんりんしゅうとう)に師事、等揚なる諱をもって、知客(僧位の一。寺院に来訪する賓客をもてなす役)をつとめていた。同寺に止住中、楚石梵琦(そせきぼんき)が揮毫した「雪舟」の二大字を伝得、相国寺の龍崗真圭(りゅうこうしんけい)に雪舟二大字説を書いてもらって、それを字とした。中国宋元の画法を周文(しゅうぶん)に学ぶ。のち(寛正5年〈1464〉以前)、周防国(山口県)の大内氏を頼って山口に下向、画房・雲谷庵を営みながら画業に専念した。応仁元年〈1467〉に幕府の遣明船に便乗して入明を果たし、やがて天童山景徳寺に参じてその第一座の名を得る。また、北京においては、礼部院(れいぶいん)の壁画を描いたという。文明元年〈1469〉の夏、帰国した。「山水長巻」(毛利博物館蔵)「秋冬山水図」「破墨山水図」(ともに東京国立博物館蔵)「天橋立図」(京都国立博物館蔵)などの代表作で知られるように、水墨画に名品を残す。この双幅は、大きさからもとは天袋・地袋などの襖絵として描かれたものであったと考えられる。物象の輪郭線を引かず、墨の濃淡で表現した山水図である。小品ながら、墨一色を自在に描き分けて、自然の景を見事に描写した名品である。
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Landscapes
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 2幅
- 付属品
- 鑑定書(狩野探索)ほか
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。