Object

恵果像

Keio Object Hub
年代
制作年 AD14
タイトル
ケイカゾウ
材質・技法・形状
絹本着色
コレクション
所管
ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001839-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
茶色 美術 ペインティング

真言宗においては、インドで生まれ中国に伝わった真言密教をわが国に流伝護持した8人の高僧を真言八祖と呼んで崇拝してきた。龍猛(第一祖)・龍智(第二祖)・金剛智(第三祖)・不空(第四祖)・善無畏(第五祖)・一行(第六祖)・恵果(第七祖)・空海(第八祖)の8人である。灌頂(密教において法を受け継ぐ時の儀式)の際に、受者に法脈の継承を自覚をうながすために、この八祖の画像が掛けられることから、多くの作例が伝存するが、八祖像を完存する最古の遺品は神護寺に伝来する8幅(祖本となったのは教王護国寺蔵の真言七祖像)。以来、これが祖本となって同種の画像が描かれた。この恵果の像も、もとは八祖像としてつくられたものの1幅である。恵果〈けいか・746-805〉は、長安の出身で、不空に師事してその正嫡の弟子となり、三朝の国師(代宗・徳宗・順宗の3代が帰依した)と崇められた。また、空海の入唐求法の師でもある。床几に坐し、斜め向きの姿の恵果像。足下には沓と浄瓶が置かれる。さらに、恵果のうしろには侍者である童子の立ち姿が添えられる。白い衣に黒の帯、左手には袈裟を掛けている。画面上部には、白・茶・朱色の3枚の色紙形の区画がもうけられ、草花の下絵の上に、恵果の伝歴を記した本文が書写される。その書風や和様化した相好などから南北朝時代・14世紀の制作であろう。

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001839-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
ミュージアム・コモンズ
キャンパス 三田
URL
基本分類
美術

グループのオブジェクト

OPEN DATADESIGN

Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Portrait of Priest Keika

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
巻止/翻字メモ

識別情報

タイトル(英題)
Portrait of Priest Keika

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
巻止/翻字メモ