Object
紅頗梨色阿弥陀像

阿弥陀の肉身を紅頗梨色(赤色)にあらわすところからの名称。真言宗における「紅頗梨秘法」(罪障消滅を修する法会)の本尊として尊崇され、独尊形式につくられる。阿弥陀像のなかでも異形の尊像である。8葉の白蓮華の上に五鈷杵(密教法具のひとつ)を横たえて、その上に垂直に独鈷杵を立て、さらにその上に置かれた紅蓮華座に右足を上にして結跏趺坐する。大月輪の中、二重円相光を背にして、金剛界五仏を配した宝冠をかぶり、仏身・衲衣とも紅頗梨の光を放ち、腹前で阿弥陀の定印を結ぶ姿に描かれる。本図は、上方に6角の天蓋が描かれており、紅頗梨阿弥陀像の遺品のなかでも珍しい作例である。細密な描線、しかも截金を駆使した荘厳、ひときわ華麗さを誇る作品である。
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オブジェクトの概要
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所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Image of Red Amitabha
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
- 材質・技法・形状
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材質 切金
- 付属品
- 太巻
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。