Object
虚空蔵菩薩像
虚空蔵菩薩は、宇宙の如く広大無辺の功徳をもって、衆生の願いを叶える菩薩として古くから信仰を集めた。虚空蔵菩薩像は、記憶力の増大を願う虚空蔵求聞持法と、無尽蔵なる福徳と智慧を授かることを求める虚空蔵法(福徳法)の修法の本尊として、時代を超えて数多く制作された。求聞持法の菩薩は、善無畏訳『虚空蔵菩薩求聞持法』により、右手は与願印を結び、左手に如意宝珠を置いた白蓮華をとる。一方の虚空蔵法の菩薩は、不空訳『大虚空蔵念誦法』によって、右手は与願印、左手は掌上に宝珠をのせて、胸前に按じる姿に描かれる。本図は、求聞持法の虚空蔵菩薩像で、二重円光を背景に、身から四方に光明を放ち、儀軌を忠実に踏まえた図様で、蓮台などを省いた本尊のみを描く。繊細華麗な描写に加えて、とりわけ柔和な相好が、平安仏画の様式を踏襲している。
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
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グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Image of Akasagarbha Bodhisattva
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 二重箱
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。