Object
紫紙金字華厳経断簡(紫切)
伝菅原道真

- 人物
-
作者伝菅原道真
- 年代
-
制作年 AD8
- タイトル
- シシキンジケゴンキョウダンカン(ムラサキギレ)
- 材質・技法・形状
- 紙本墨画
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
奈良時代(8世紀)書写の紫紙金字経の断簡が「紫切」と称して手鑑に貼られて伝存する。色彩が深い紫色であるところからの命名。紫紙は、漉きあがった斐紙(雁皮紙)を紫草の根で染め、椿の灰汁を媒染して染めあげた浸染(つけぞめ)の料紙。極楽世界には紫雲たなびくと説かれたり、また紫色を帯びた最も純度の高い最上質の黄金を「紫磨金(しまごん)」と呼ぶなど、七宝(七種の宝)の筆頭たる「金」を象徴するものでもあったところから、奈良時代の写経料紙として尊重された。書写された経典は『金光明最勝王経』あるいは『華厳経』(八十巻本)である。この断簡は後者。巻第六十八「入法界品第三十九之九」の部分。筆者を菅原道真〈すがわらのみちざね・845-903〉と伝称するが、書風から明らかなように、奈良朝写経の全盛期、天平年間の書写。道真にちなんで「河内切」「北野切」「筑紫切」とも呼ばれる。
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識別情報
- タイトル(英題)
- Murasaki-gire
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