Object
高島秋帆筆一行書
高島秋帆

- 人物
-
作者高島秋帆
- 年代
-
制作年 AD19
- タイトル
- タカシマシュウハンヒツイチギョウショ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
高島秋帆〈たかしましゅうはん・1798-1866〉は長崎出身の砲術家、兵学者。名は舜臣(きみおみ)、字を茂敦(しげよし)、号を秋帆(のちに喜平〔きへい〕)という。蘭書を集め、西洋砲術に関心を持ち、各種武器も収集しながら研究を深め、高島流砲術を完成。阿片戦争(あへんせんそう・1840~42)ののち幕府に洋式砲術の採用を進言した。が、認められず、ねたむ者の讒言により蟄居に刑される。しかし、ペリー来航を契機に解放され、晩年は幕府の軍事顧問として重要な役割を果たした。この一行書は、盛唐の詩人・岑参〈しんしん・715-770〉の五言律詩の中の一句。「雨過風頭黒」と対句をなす。雨が止んだあと雲が開けて空から陽光が射し入る。その日腳(日影)が黄色に染まった風情を詠む。書法は中国明代のもので、一気呵成、スピード感にあふれ、唐様書道の特徴を示す。款記から安政6年〈1859〉11月(仲冬)、62歳の執筆と知る。
雲開日腳黄己未中冬秋帆高敦書(印「茂敦」)(印「秋颿(=帆)」)
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識別情報
- タイトル(英題)
- Single-line Calligraphy by Takashima Shuhan
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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