Object
大田南畝筆狂歌
大田南畝(屬山人)

- 人物
-
作者大田南畝(屬山人)
- 年代
-
制作年 AD18
- タイトル
- オオタナンポヒツキョウカ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
大田南畝〈おおたなんぽ・1749-1823〉は、江戸時代後期の文人。一般には蜀山人(しょくさんじん)の名で知られる。17歳で家督を相続、幕府に出仕して、有能な官吏でもあった。が、なによりも博学多識の文才を背景に、社会を滑稽に風刺した狂歌・狂詩が大いにもてはやされ、当時の文壇で指導者的地位を占めるに至った。筆跡においても、漢字の草書に加え仮名にも秀で、飄々とした味わい深い書風を展開する。これは、自詠の狂歌一首を書写する。かれの『百首狂歌』(文政元年〈1818〉刊)に所収される。独特の筆法、連綿や文字間の余白を生かした構成は、かれの優れたセンスを証明する。かれの書は、書法的には唐様の範疇に入るが、この作品は、和様の雰囲気が強くにじむ。器用な一面をうかがう。全体で、表裏・前後を詠み込む。後半は、西行法師が北面の武士であったことをいう。狂歌の真骨頂を示す作品である。
ふじのねにおもては駿河うらは甲斐前は北面のちは西行 蜀山人
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Humorous Poem by Ota Nanpo
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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