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二条為冬筆短冊

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD14
タイトル
ニジョウタメフユヒツタンザク
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001984-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
フォント 手書き アート 木材

二条為冬〈にじょうためふゆ・?-1335〉は、二条派歌壇の祖、権大納言二条為世〈ためよ・1250-1338〉の五男。正四位下・左近衛中将。藤原定家〈ふじわらのさだいえ・1162-1241〉の二条第(にじょうてい)を為世が伝領したことから、この一系は二条を号した。為冬は定家の玄孫(やしゃご)にあたる。父祖兄弟いずれも歌人として名を残すが、為冬自身も中堅歌人として活躍し、『続後拾遺和歌集』など、5つの勅撰集に多数入首した。しかし、その名は歌人としてよりも、むしろ南朝の廷臣として知られる。北朝を戴く足利尊氏〈あしかがたかうじ・1305-1358〉と対立し、建武2年〈1335〉尊良親王〈たかよししんのう・1311-37〉を奉じて尊氏追討の軍に加わったが、駿河国竹之下の戦いに敗れ、親王を無事に逃がしたのちに伊豆国佐野山で自刃した(『梅松論』)。なお『為冬集』は、後人他撰の私撰集である。書流系譜によると、父為世は定家流に、祖父為氏〈ためうじ・1222-86〉、その弟為相〈ためすけ・1263-1328〉、為冬の兄為藤〈ためふじ・1275-1324〉らは鎌倉時代に台頭した法性寺流に、能書として名を連ねている。が、この為冬は伝統的な上代様(じょうだいよう・平安時代の優れた書跡の総称。17世紀半ば、御家流・唐様の隆盛に対し、平安朝の名筆への回帰を唱えた復古和様の動きがあり、上代様の書風が復興された)の書法を身につけており、書き慣れたうまさをみせる。料紙は素紙。

七夕:このあきに又めぐりきぬ七夕の まちどをなりしこぞの契も為冬

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001984-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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ライセンス

所管・分類など

所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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基本分類
美術

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Tanzaku by Nijo Tamefuyu

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

識別情報

タイトル(英題)
Tanzaku by Nijo Tamefuyu

物理的特性

重量と数量
員数 1幅