紺紙金銀交書占察善悪業報経断簡(中尊寺経)
中尊寺経は、奥州藤原氏の祖・藤原清衡〈ふじわらのきよひら・1056-1128〉の発願による紺紙金銀交書一切経。この写経にあたり清衡は、京都比叡山の僧自在坊蓮光(じざいぼうれんこう)を中心とする十数人の写経僧をはるばる陸奥国に招聘した。永久5年〈1117〉に書写が始まり、大治元年〈1126〉3月に完成。同年、平泉の中尊寺建立供養に際し奉納されたものである。別名清衡経とも呼ばれる。金字と銀字で一行ごとに経文を写るという変化に富む書写形式を行っている。さらに、表紙には金銀泥で宝相華唐草文が描かれ、外題は金字で書かれる。また、見返し絵には金銀泥で釈迦説法図を中心に、経意絵や風俗図が描かれる。軸は、金銅の撥型軸で、軸端には毛彫り文様が施されている。それぞれ当時の工匠の粋を結集した高度な工芸品といえる。平安時代後期における貴族の耽美的な仏教信仰の所産で、王朝の美意識をゆくりなくも反映する。今日、近世初頭、豊臣秀次によって高野山に施入された4296巻、中尊寺に残された15巻、大阪観心寺の116巻、東京国立博物館の12巻など、およそ4500巻ほどが現存しているとされる。この1幅は断簡ながら、料紙・書風・金銀交書の書写形式から、中尊寺経の一部と見て間違いない。『占察善悪業報経』(全2巻)の部分。地蔵菩薩が末法の世にあって衆生のために「三世の果報、善悪の相」を説く。地蔵信仰に重要な経典とされた。
オブジェクトの概要
ライセンスなど
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グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Sutra on the Divination of the Effect of Good and Evil Actions (Chuson-ji Sutra )
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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