ラテン語時禱書(ボローニャ、15世紀後半)

優雅で力強いヒューマニスト書体
時禱書の連祷部分の零葉で、15世紀のヒューマニスト書体で書かれている。この零葉を写字したピエラントニオ・サッランド(Pierantonio Sallando)はレッジョ・エミリア出身で、ボローニャ大学教授の地位にあり、1489 年から1540年頃まで、ボローニャの僭主だったベンティボーリョ家のジョバンニ2世(1443–1508)などの庇護を受けて活躍していた。唱句と答唱(レスポンソリウム)を示す‘V’と‘R’、さらに文頭の大文字には赤と青が交互に用いられ、ページの最下行には大きな飾りのストロークが見られる。サッランドは、同時期にボローニャで制作された「アルバニ時禱書」(BL MS Yates Thompson 29)をはじめとして多くの豪華写本を制作している。(TM)
164 × 111 (115 × 66) mm. Parchment. Single leaf. Written in roman script in the hand of Pierantonio Sallando of Reggio. 4-line illuminated initial ‘D’ on deep red and blue foliage ground.
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OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Book of Hours in Latin (the Litanies). Bologna, late 15th c.
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