Object
飯尾常房筆短冊
飯尾常房

- 人物
-
作者飯尾常房
- 年代
-
制作年 AD15
- タイトル
- イイオツネフサヒツタンザク
- 材質・技法・形状
- 紙本墨書
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
飯尾常房〈いいおつねふさ・1422-85〉は、室町時代後期の武将。通称は彦六左衛門。この一系は古朝鮮・百済国王の末裔たる三善氏の出自で、承久年間(1219-1222)の頃から阿波国(徳島県)麻植(おえ)郡飯尾(いのお。ゆえに「いのおつねふさ」が正しいともされる)村に移り、飯尾姓を名乗った。常房は讃岐守細川成之〈ほそかわしげゆき・1434-1511〉に仕え、室町幕府の書吏をつとめた能書として知られる。書流系譜では、尊円流(青蓮院流)より派生した飯尾流の祖とし、さらに鳥飼宗慶〈とりかいそうけい・生没年未詳〉の鳥飼流を生んだと伝える(系譜によっては、飯尾流を鳥飼流に含める場合もある)。和歌を尭孝〈ぎょうこう・1391-1455〉に学び、応仁の乱による都の荒廃を詠じた「汝や知る都は野辺の夕雲雀(ゆうひばり)あがるを見ても落つる涙は」の詠はとくに著名である。署名を明記する短冊の何葉かが残っており、これもその中のひとつ。整った尊円流の和様を示している。藍の雲紙に、銀泥ですすきの下絵を描いた装飾料紙を用いる。
首夏:たちかへぬ雲の衣よいかなれば空にしられて夏はきぬらん常房
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tanzaku by Iio Tsunehusa
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 材質・技法・形状
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材質 紙本墨書
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。