浄弁筆短冊

- 人物
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作者浄弁
- 年代
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制作年 AD14
- タイトル
- ジョウベンヒツタンザク
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
浄弁〈じょうべん・生没年未詳〉は鎌倉・南北朝時代の歌僧。天台宗の僧であったことのほかは出自・家系も不明。尊円親王〈そんえんしんのう・1298-1356〉の庇護を受け、青蓮院別当となる。鎌倉時代末期の歌壇における伝統派の大立者・二条為世〈にじょうためよ・1250-1338〉に師事して和歌を学び、二条派歌学の継承に尽力した。吉田兼好〈1283-?〉、頓阿〈とんあ・1289-1372〉と、実子の慶運〈けいうん・生没年未詳〉とともに為世門下の和歌四天王と呼ばれ、『続千載和歌集』『続後拾遺和歌集』などの勅撰集に21首入集した。『古今和歌集』の注釈の他、家集『浄弁並慶運集』を伝える。この「乞功奠(きっこうでん)」の歌題と歌との筆跡には、一見して明らかな相違が感知される。それが別人の筆となると、一座の一人があらかじめ当座に先立ち、歌題をそれぞれの短冊に注記して配布した、当座(即題)の歌会で用いた短冊なのであろう。その書は、和歌四天王とされた他の三人と同様、当時の伝統的書法として地位を確立していた世尊寺(せそんじ)流(藤原行成〈ふじわらのゆきなり・972-1027〉を祖とする一系の書流。第8代行能〈ゆきよし・1179-1251〉から世尊寺を家名とし、後にこれが書流名として称された)に属する。料紙は素紙。「星合(ほしあい)」とは、牽牛星(彦星)と織女星(織姫)が七月七日の夜に逢うことで、いわゆる「七夕」の意。
乞巧奠:あきらけき雲井のにはのともし火も かげをならぶる星合のそら浄弁
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tanzaku by Priest Joben
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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