好仁親王筆短冊

- 人物
-
作者好仁親王(有栖川宮)
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- ヨシヒトシンノウヒツタンザク
- 材質・技法・形状
- 紙本墨書
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
好仁親王〈よしひとしんのう・1603-38〉は、後陽成天皇〈ごようぜいてんのう・1571-1617〉の第七皇子。母は中和門院前子〈ちゅうかもんいんさきこ・1575-1630〉。後水尾天皇〈ごみずのおてんのう・1596-1680〉や近衛信尋〈このえのぶひろ・1599-1649〉らの実弟にあたる。慶長17年〈1612〉親王宣下を受け、名を斉祐(なりすけ)と称した。元和元年〈1615〉に元服、名を好仁と改め、弾正尹(だんじょうのいん)に任ぜられた。寛永2年〈1625〉23歳のとき、新しく高松宮家(たかまつのみやけ・有栖川宮家の旧称)を創立し、初代となった。その書は『本朝古今名公古筆諸流』(『万宝全書』所収)に示すとおり、近衛流を前面に押し出した遺墨も伝存する。が、この短冊は「斉祐」と署名するところから、10~13歳頃の手によるものとなり、近衛流(三藐院流)の書法を会得する以前、幼少の頃に伝統的な持明院(じみょういん)流を学んでいたことを知る。「擣衣を聞く(布帛をしなやかにし、つやを出すために、きぬたにのせて槌でうつこと)」の歌題は、後水尾天皇の筆になるもの。
聞擣衣:長き夜に暁かけてうつ音はいづくの里の碪(砧)なるらむ斉祐
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tanzaku by Prince Yoshihito
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 材質・技法・形状
-
材質 紙本墨書
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。