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冷泉為頼筆書状

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人物
年代
制作年 AD17
タイトル
レイゼイタメヨリヒツショジョウ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-000178-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント 矩形 アート モノクロ

冷泉為頼〈れいぜいためより・1592-1627〉は、江戸初期の公卿・歌人。権大納言為満〈ためみつ・1559-1619〉の子。36歳で従三位・非参議に叙任したが、その年のうちに若くして没した。これは為頼自筆の書状。宛名の「御霊別法印」は、御霊社別当法印(ごりょうしゃべっとうほういん)の略である。御霊社とは御霊会(死者の怨霊を慰めるための祭)を行なう社の意。京都・八坂神社(むかしは祇園社といった)の盛大な御霊会(祇園会)は有名。御霊別法印はその祇園社供僧の筆頭の別当のことを指す。長年、子どもに恵まれなかった為頼に、待望の一子が誕生した際、この別当法印に命名方を依頼した手紙である。為頼の子、為治(ためはる)は寛永3年〈1626〉に生まれ、虎熊丸と名付けられた。この手紙は、その年の9月17日に書かれたもの。為頼36歳、亡くなる前年にあたる。典型的な定家流。家祖の書法を見事に踏襲している。「重ねての貴札、本望に存じ候。息子名の事、本卦訟の卦とやらん申し候。則ち、松寿丸と付け申し候。則ち、我等名を千寿と申し候。千年松と申す故、随分、作分出来候かと存じ候。然れ共、我等子に不縁故、今まで出来せず候間、虎熊丸と神前にて御付候て給うべく候。殊に貴公繁昌の御方に候へば、一段と目出度く候。名は二ツも三ツ、付く物と申候間、必ず必ず、明日、虎熊丸目出度く候。恐々謹言。猶々、明日は神前にて御付け頼み申し候。以上。九月十七日為頼(花押)御霊別法印冷貴報」

猶々明日ハ神前にて御付頼申候 以上重而貴札本望存候むすこ名之事本卦訟之卦とやらん申候則松(せう)寿(じゅ)丸と付申候則我等名ヲ千寿と申候千年松と申故随分作分出来候かと存候然共我等子ニ不縁故今まて不出来候間虎熊丸と神前にて御付(候)て可給候殊ニ貴公繁昌之御方ニ候へ者一段と目出度候名ハ二ツも三ツ付物と申候間必々明日虎熊丸目出度候恐々謹言九月十七日為頼(花押)御霊 別法印 冷 貴報

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-000178-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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美術

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Reizei Tameyori

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

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タイトル(英題)
Letter by Reizei Tameyori

物理的特性

重量と数量
員数 1幅