Object
十二支歌仙歌合色紙帖
擬人化された十二支の動物たちが左右にわかれ、歌合をしています。このような趣向は、「十二類絵巻」なども知られますが、本作品のように、『天神十二時詠』を歌合の形式で取り上げたものは、他に類例がありません。
二番の歌合は、左寅、右卯。寅は、「’とら’ば手にたまりもやせぬ 秋の夜の 草葉の露に やどる月影」、卯は「’う’き事の 夢に成行 世なりせば 我いにしへを おもひ合せん」というように、十二支を歌に詠み込んでいます。この歌は、天神(菅原道真)が、干支の「十二時」に、一首ずつ読んだと伝承される『天神十二時詠』とほぼ一致しています。
虎は束帯姿で笏を持ち、垂纓冠を被り、見事に歌仙に扮するかに見えますが、よく見ると、赤い舌がぺろりと出て、本性を隠しきれていないのが可愛らしいポイントです。
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OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Album of Waka Poems by Animals of the Twelve Zodiac Signs
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1帖
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。