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後崇光院筆短冊

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD15
タイトル
ゴスウコウインヒツタンザク
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001834-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
フォント パターン アート モノクロ

後崇光院〈ごすうこういん・1372-1456〉は、伏見宮家初代の栄仁(よしひと)親王の第二王子。名は貞成(さだふさ)。父栄仁親王が没した翌年の応永24年〈1417〉に、兄の治仁王(はるひとおう)も没したため、伏見宮家第3代を継いだ。同32年に親王宣下を受ける。後小松上皇の猶子となっていたことにより、称光天皇についで皇位につくであろうと噂されたが成らず、失意のうちに出家した。法名は道欽(どうきん)。それから3年後の正長元年〈1428〉、後崇光院の子彦仁(ひこひと)親王(後花園天皇〈ごはなぞのてんのう・1419-70〉)が即位し、文安4年〈1447〉には太上天皇の尊号を受けた。日記『看聞御記(かんもんぎょき)』は、当時の世相を知る根本資料である。この短冊は、『新拾遺和歌集』(巻第十七)に入集する後宇多院〈ごうだいん・1267-1324〉の釈教歌(仏教思想を詠み込んだ歌)を書写したもの。署名はないが、筆跡は明らかに後崇光院の自筆疑いなきもの。署名を記さないのは、歌が古歌ゆえのこと。短冊の書写にあたっての故実である。後崇光院の書は『古筆分流』では「一流のもの」の項に掲げられている。能書ゆえの特別扱いをされたのである。勢いのあるのびやかな書風は、高い品格を示している。

梅の花三世(さんぜ)のほとけのためにとておりつる袖ぞ人なとがめそ

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001834-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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美術

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Tanzaku by Gosuko-In

物理的特性

重量と数量
員数 1葉

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タイトル(英題)
Tanzaku by Gosuko-In

物理的特性

重量と数量
員数 1葉