Object
古写経手鑑(中村雅真調製)
奈良時代から鎌倉時代の写経の優品114葉を収めた写経手鑑である。奈良市出身の中村雅真〈なかむらまさざね・1854-1943〉が、みずから蒐集した古写経を手鑑に貼り集めて調製したもの。雅真は尭円(ぎょうえん)の長男。かれは、貴族院議員・帝室博物館技芸委員をつとめ、正七位に叙せられた。茶道・和歌・謡曲・能楽・書道など、多岐に渡って深い造詣の持主で、わけても古美術品の蒐集に情熱を傾けた。その遺愛の品々の多くは、灘の銘酒「白鶴」の醸造元・嘉納家の養嗣子となった弟・鶴庵〈かくあん・1882-1951〉が創設した、白鶴美術館に収蔵されている。鶴庵は石州流茶道の宗匠・本庄宗泉〈ほんじょうそうせん・1884-?〉に学び、名物茶器を収集したことで知られる。この手鑑に貼られる写経は、巻物あるいは長い断簡をさらに手鑑に貼るに適当な長さに切断したものが多く含まれており、優品揃いの贅沢な手鑑である。それぞれの断簡に雅真自筆の小札を付している。写経の手鑑は珍しく、しかも写経の歴史を理解できる貴重な存在である。雅真没後、一時、日本画家・堂本印象〈どうもといんしょう・1891-1975〉の所有であった。
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OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Album of Exemplary Calligraphy of Sutra
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1帖
- 材質・技法・形状
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材質 裂地装/手鑑帖/見返し金銀砂子
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。