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大般若経巻第四九断簡(永恩具経)断簡
黄檗染めの料紙に書写された奈良時代の『大般若経』(巻第四十九)の断簡。朱点・振り仮名が見えることなどから、この断簡が、「永恩具経」の一部とわかる。「永恩具経」は、もともとは、鎌倉時代初期、興福寺の蔵主(経蔵をつかさどる僧)永恩〈えいおん・1167-?〉が、奈良時代から平安時代所期の書写になる『大般若経』を取り合わせ、600巻1セットとして、自らの氏神たる河内国高安郡(大阪府八尾市)の玉祖神社に奉納したものである。これらには共通して巻末に朱筆で「句切了永恩」と記している。また、これに伴う年紀が、貞永元年〈1232〉と天福元年〈1233〉に限られるところから、取り合わせがこの両年にわたって行われたことを知る。現存の遺品をみると、完本のいずれもが、もと巻子本であったものを折本(旋風葉=本紙を蛇腹状に折り畳んでいき、最初と最後の1紙[1折分]を表紙の堅い紙に貼り付けて包む)に改装している。転読供養の際の読経を簡易化するための工夫である。この断簡は、さらに掛幅装に改められている。
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- タイトル(英題)
- Segment of Dai-Hannyakyo (Eion-gukyo)
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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