道応法親王筆三首和歌懐紙

- 人物
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作者道応法親王
- 年代
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制作年 AD15
- タイトル
- ドウオウホウシンノウヒツサンシュワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
道応法親王〈どうおうほうしんのう・1467-1510〉は、伏見宮貞常親王〈さだつねしんのう・1426-74〉の第8王子。母は、庭田盈子(にわたみつこ)。後土御門天皇の猶子となり、のち、出家して聖護院(しょうごいん)に入り、興誉(こうよ)と名乗った。延徳元年〈1489〉親王宣下を受け、のち、名を道応と改めた。一身阿闍梨(皇族や摂関家などの高貴な家の子息に、一身をかぎって与えられた。天台および真言の灌頂阿闍梨の号)に補せられ、また、熊野三山および新熊野検校となり、園城寺長吏・四天王寺別当となった。生き生きとした筆致から、比較的若年期の筆を思わせる。道応の号は、延徳元年〈1489〉23歳以降、永正7年〈1510〉に44歳で死去するまでの称号。位署には「沙門」とある。これは、出家の総称で、僧・桑門などと同義語である。しかし、後年は阿闍梨・検校・別当などの僧位についている。こうした場合は、位署にその僧官名を記載するのが通例である。とすると、この懐紙は、道応と改名後間もない、30歳前後の筆跡ではなかろうか。
詠三首和哥沙門道應宮城野宮城野や色にうつろふ木のしたのつゆながらちる秋はぎのはな明石浦あかしがた浪のいづくにしまがくれありともみえず月ぞさやけき筑波山ちらすなよ人のこゝろの色ごとにおもひつくばの嶺の木がらし
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Princely priest Dohoh
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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