飛鳥井雅知筆詠草
飛鳥井雅知〈あすかいまさとも・1630-45〉は、江戸時代前期の公家。父は従一位・権大納言飛鳥井雅章〈まさあきら・1611-79〉。母は権中納言烏丸光賢のむすめ。左少将・正五位下になったが、正保2年〈1645〉、16歳にして夭逝した。父の雅章は飛鳥井流の能筆、そして歌人としても高名であったが、この詠草を見ると、雅知もまた飛鳥井流を見事にこなしている。見消と書入れを数箇所に施しており、作歌の過程をうかがい知る。早世ゆえに遺品は乏しく、貴重な一葉である。「雅知上(たてまつ)る/春の夕月咲く花も見えず成りゆく夕暮は飽かぬ心を月にうつさむ/わりなしや夕ゐる空も立ち添ひて霞める上に霞む月影/帰る雁遍ねし朝ぼらけ霞の暇にはるばると絶えだえ見えて帰る雁がね/しばしだに名残はあれや廻あはん秋もはるかに帰る雁がね/旅行く友/旅衣日も夕暮れは急ぐ也一人一人の宿求むとて/故郷の恋しさのみを朝な夕な同じ心に語りてぞ行く」
雅知上春夕月咲花もみえず成ゆく夕暮はあかぬこゝろを月にうつさむわりなしや夕ゐる空も立そひて(ことわりよりも)かすめるうへにかすむ月影帰雁遍朝ぼらけ霞のひまにはる/\と絶/\みえてかへるかりがねしばしだに名残はあれや廻あはん秋もはるかにかへるかりがね旅行友旅衣日も夕ぐれはいそぐ也ひとり/\の宿もとむとて故郷の恋しさのみを朝な夕なおなじこゝろにかたりてぞ行
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Draft Kaishi by Asukai Masatomo
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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