Object
近衛前久筆和歌懐紙
近衛前久

- 人物
-
作者近衛前久
- 年代
-
制作年 AD16
- タイトル
- コノエサキフサヒツワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
近衛前久〈このえさきひさ・1536-1612〉は関白・太政大臣稙家〈たねいえ・1502-66〉の子。信尹〈のぶただ・1565-1614〉の父。初名は晴嗣。次いで前嗣、前久と改めた。摂関家の嫡男として栄光の道を進み、19歳で関白・氏長者、20歳で従一位となった。さらに、天正6年〈1578〉、准三宮(摂政・関白・大臣など勲功のある者に、特に太皇太后宮・皇太后宮・皇后宮に准じて年官・年爵を授けた)、同10年には太政大臣に至った。しかし、3か月程でその職を辞し、その年の6月に出家、龍山と号した。足利義昭・豊臣秀吉などとの不和がもとで地方を遍歴、流浪の半生を送った。また、前久は当代一流の文化人で、古今伝授を父稙家より受け、ことに和歌、連歌にすぐれていた。この懐紙は、位署に「准三宮龍山」とあることから、出家後、前久47歳以降の執筆。書は尊円流(青蓮院流)の名手で、松花堂昭乗の師ともいわれている。重厚な筆を運んだ整正な書である。「「松下の納涼」ということを詠める和歌/准三宮龍山/住吉(すみのえ)岸打つ波も声そひて松に夏なき浦風ぞ吹く」
詠松下納涼和歌准三宮龍山すみのえやきしうつなみもこゑそひてまつになつなきうらかぜぞふく
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ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Konoe Sakifusa
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 二重箱
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
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