清水谷実業筆和歌懐紙

- 人物
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作者清水谷実業
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- シミズタニサネナリヒツワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
清水谷実業〈しみずだにさねなり・1648-1709〉は、三条西公紀(堀尾泰長)〈さんじょうにしきみのり(ほりおやすなが)・1610-1662〉の子。寛文12年〈1672〉、25歳の時に従兄弟・清水谷公栄〈しみずだにきんひさ・1620-91〉の養嗣子となった。清水谷家は、西園寺公経〈さいおんじきんつね・1171-1244〉の二男実有〈さねあり・1203-60〉を祖として、鎌倉時代初期に創立された。その後、一時中断したものの、江戸時代の初期、阿野実顕〈あのさねあき・1581-1645〉の弟・実任〈さねとう・1587-1664〉が再興した。能楽と笙を家業とし、また代々能書の家でもある。実業は、再興後の3代目。正二位・権大納言に至る。学問を好み、熊沢蕃山に師事し、蕃山門下の堂上四天王の一人に数えられた。また、霊元天皇に和歌を学び、宮廷歌壇の中心として活躍した。これは、実業が従二位(権大納言)に進んだのが元禄7年、すなわち、この懐紙は、春の季題により、同11年〈1698〉(権大納言を辞したのは同10年の12月)から宝永元年〈1704〉正二位となるまでの間(51歳~57歳)に書かれたものと知る。「禁庭菊」の一幅よりも速筆で、伸びのびとした印象を受ける。「春の日、同じく「花、喜色有り」ということ詠める和歌/従二位藤原實業/洞の内の玉の台も磨き添へ咲き添ふ花や千世惜しむらし」
春日同詠花有喜色和歌従二位藤原實業洞のうちの玉のうてなもみがきそへ咲そふ花や千世をしむらし
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Shimizudani Sanenari
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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