伊勢貞宗筆三首和歌懐紙

- 人物
-
作者伊勢貞宗
- 年代
-
制作年 AD15
- タイトル
- イセサダムネヒツサンシュワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
伊勢貞宗〈いせさだむね・1444-1509〉は、室町時代後期の武将。文政元年〈1466〉将軍足利義政の命により家督を継ぐ。義政の寵臣、伊勢貞親の子であったため、足利義尚幼時の養育に当り、義尚が将軍になると、その補佐役として幕府内での地位を高めた。諸芸に通じ、三条西実隆や近衛政家、横川景三らと親交した。詩文や和歌、連歌も能くした。また、多くの故実書を書写相伝し、伊勢流故実の大成者ともいわれる。この三首懐紙は、その署名により、文明3年〈1471〉に伊勢守就任(28歳)後の執筆。正確な書写年代は明らかにしがたい。が、長享元年〈1487〉に山城国守護職に転じる(44歳)以前とすると、およそ30代の筆跡と推定される。父貞親は、足利義政の右筆を務めた。その嫡男らしく、公卿風の伝統書法に加えて、武人としての力強さが加味された、じつに堂々とした書きぶりである。「秋の日、同じく三首を詠める和哥/伊勢守貞宗/野鶉聞くも憂し都のうちの家々の跡も野となり鶉鳴く声/翫月さやかなる中空よりもうき雲に出で入る月の光をぞ見む/恋香後朝のうつり香ならば焼ものの名はたちぬとも厭ひやはせん」
秋日同詠三首和哥伊勢守貞宗野鶉きくもうし都のうちの家々のあとも野となりうづらなくこゑ翫月さやかなる中空よりもうき雲にいでいる月の光をぞみむ恋香きぬ/\のうつり香ならば焼ものゝ名はたちぬともいとひやはせん
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Ise Sadamune
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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