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永田貞柳(油煙斎)筆詠草

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人物
年代
制作年 AD17
タイトル
ナガタテイリュウ(ユエンサイ)ヒツエイソウ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001352-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
フォント 手書き アート 矩形 視覚芸術

永田貞柳〈ながたていりゅう・1654-1734〉は、江戸時代中期の狂歌作者。由煙斎(由縁斎)・霜露軒などと号した。父榎並貞因〈えなみていいん・?-1700。通称・鯛屋善右衛門〉は、禁裏御用も勤めた菓子商を営みながら、安原貞室〈やすはらていしつ・1610-73〉に俳諧を学んだ。弟貞峨〈ていが・1663?-1742〉は、紀海音(きのかいおん)の号で知られる浄瑠璃作者・俳人。叔父榎波貞富〈ていふ・?-1712〉も含め、一族みな狂歌俳諧を嗜んだ。貞柳も少年時より歌道や連歌、俳諧に心を寄せ、やがて豊蔵坊信海〈ほうぞうぼうしんかい・1626-88〉に師事した。平明な歌風で、とりわけ機知に富む。享保11年〈1726〉、奈良の古梅園松井和泉が大墨を御所に献上したときに詠じた、「月ならで雲の上まですみのぼるこれはいかなるゆゑんなるらん」の一首は叡聞に達し、世間でも評判となり、油煙斎と改名した。弟子も数多く、その門流は広く永く伝わった。これは、試筆(書き初め)と題して2首を書くもの。筆致からして怱卒に書かれたものか。貞柳は狂歌に専念すべく家業を捨て出家したが、それ以前の執筆と考えられる一幅。「試筆/永田貞柳/今日に明けて心華やぐ我が宿は老をいとはで春や来ぬらむ/歳暮流れ行くと聞け共(ども)年の音せぬは浪静かなる代のためしかも」

試筆永田貞柳けふに明て心はなやぐわが宿は老をいとはで春や来ぬらむ歳暮流れ行と聞共年の音せぬは浪静なる代のためしかも

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001352-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
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所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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美術

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Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Draft Kaishi by Nagata Teiryu (Yuensai)

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

識別情報

タイトル(英題)
Draft Kaishi by Nagata Teiryu (Yuensai)

物理的特性

重量と数量
員数 1幅