小堀遠州筆詠草

- 人物
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作者小堀遠州
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- コボリエンシュウヒツエイソウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
小堀遠州〈こぼりえんしゅう・1579-1647〉は、江戸時代初期の大名。遠江守であったことから遠州を通称とした。名は政一。宗甫、孤篷庵と号した。豊臣秀吉、徳川家康、秀忠、家光に仕え、江戸幕府の作事奉行として建築・土木・造園を手がけた。寛永3年〈1626〉、後水尾天皇の二条城行幸では、諸道具の調達にあたったともいう。また、茶道と作庭に通暁、とくに茶の湯は古田織部に学び、遠州流茶道の祖として名高く、千利休・織部とともに三大茶人とよばれる。和歌を冷泉為満・為頼父子に学び、書は定家流に私淑、自己薬籠中のものとした。緩急をつけた運筆で、肥痩の変化に富む書風は、すでに遠州流とも呼ぶべきものである。この懐紙は、柿本人麿・紀貫之・凡河内躬恒と、『三十六人撰』(三十六歌仙)の巻頭をかざる3名の代表歌を書く。典型的な定家流の筆法である。「人麿昨日こそ年は暮れしか春霞春日の山にはや立ちにけり/貫之桜散る木の下風は寒からで空に知られぬ雪ぞ降りける/躬恒山高み雲井に見ゆる桜花心の行きておらぬ日ぞなき」
人麿きのふこそ年はくれしか春霞かすがの山にはや立にけり貫之桜ちるこのしたかぜは寒からでそらにしられぬ雪ぞふりける躬恒山たかみ雲井に見ゆるさくら花心の行ておらぬ日ぞなき
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Draft Kaishi by Kobori Enshu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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