東大寺八幡宮経
「東大寺八幡宮経」は、東大寺の鎮守であった東大寺八幡宮(現、手向山神社)に奉納された『大般若経』1部600巻で、鎌倉時代の代表的な『大般若経』の遺品である。紙背に「東大寺八幡宮」の黒印が捺される。各巻によって奥書が異なるが、それらを総合すると、成阿弥陀仏なる尼が、重源〈ちょうげん・1121-1206〉の再建した大仏伽藍安穏のため発願し、東大寺を中心とする南都の僧侶が助筆して書写を完了した。およそ嘉禄2年〈1226〉から安貞2年〈1228〉にかけて書写され、その後、寛喜4年〈1232〉3月23日、同人によって「白檀釈迦牟尼如来像」(1躯)・「般若心経」(71巻)とともに八幡宮に奉納された。 料紙は黄檗染めで光沢のあるやや厚手の楮紙。表紙には黒染めに金銀の箔・砂子で霞引を施し、見返しには銀の切箔を散らしている。また、軸木の中には17字の梵字が墨書されるなど、鎌倉時代の写経として、装丁にも気配りした、最も整った遺品として貴重な存在である。書写年代が鎌倉時代であるということで注目を引かなかったためか、今日、わずか30数巻の現存が確認されているにすぎない。 本巻には通常あるべき奥書はない。ただ「一交(=校)了」の追記があるのみである。
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Todaiji Hachimangu-kyo
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1巻
- 材質・技法・形状
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材質 楮紙 黄檗梁
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