水無瀬兼成筆和歌懐紙

- 人物
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作者水無瀬兼成
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- ミナセカネナリヒツワカカイシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
水無瀬兼成〈みなせかねなり・1514-1602〉は、室町~桃山時代の公卿。三条西公条〈さんじょうにしきんえだ・1487-1563〉の子。母は甘露寺元長〈かんろじもとなが・1457-1527〉のむすめ。水無瀬英兼〈ひでかね・1485-1555〉の養嗣子となり、天文16年〈1547〉従三位、天正8年〈1580〉権中納言の極官に至る。慶長5年〈1600〉に出家し、同7年に89歳の長寿を全うした。生涯にわたり、和歌の家の出自にふさわしい活躍を残している。文禄4年〈1595〉には、徳川家康に『伊勢物語』を講じている。また、正親町天皇の勅命により、養子の親具とともに、将棋駒の製作に携わり、その字銘を揮毫している。子孫代々が揮毫し「将棋駒の銘は水無瀬の筆をもって宝とす」と言われるに至る。能書としての声明も高かったといえる。なお、兼成の遺墨は、現在の大阪府三島郡の水無瀬神宮に伝えられる。これは、歌題から、新年の御会始における詠歌と思われる。実隆を祖とする三条流の書風である。兼成が権中納言であった67歳から87歳の間の執筆である。比較的晩年期の書写か。「春の日、「梅久しく薫る」ということを詠める和歌/権中納言兼成/あふち(楝=せんだん)咲く頃まで深く梅が香を吹き伝へまし春の朝風」
春日詠梅久薫和歌権中納言兼成あふちさくころまでふかく梅が香を吹つたへましはるの朝かぜ
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ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka Kaishi by Minase Kanenari
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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