島津家久筆詠草

- 人物
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作者島津家久
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- シマヅイエヒサヒツエイソウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
島津家久〈しまづいえひさ・1576-1638〉は、江戸時代初期の武将。島津義弘の第3子。2人の兄がそれぞれ夭折したため、家督を継いだ。文禄3年〈1594〉朝鮮出征軍に加わり、豊臣秀吉の寵遇を受けた。が、のち、関ヶ原の戦いのあとは徳川家康に属した。元和元年〈1615〉に上洛し、近衛信尋を頼りに後水尾天皇に拝謁するなど、宮廷や公卿とも深く関わった。寛永3年〈1626〉従三位・権中納言に昇る。この詠草は「菊花薫袖」と題する和歌会にあたり、草稿として3首の歌を書写したもの。歌の師匠に添削を求めるために用意したものではなかったか。同題の今城為親の懐紙が存在し、同じ歌会のものと考えられることにより、慶長11年〈1606〉家康の偏諱をうけ家久と改名してのち、為親の没年〈慶長15年・1610〉まで、31歳から35歳の筆跡と判明する。「「菊花、袖に薫る」/家久/咲匂ふ籬の菊の花盛りえしも忘れじ袖の移り香/薄く濃く八重咲く菊の品々に匂ひとめ来る袖はあかじな/見せばやの願ひも今は白菊の花の香慕へもろ人の袖」
菊花薫袖家久咲にほふ籬の菊のはなざかりえしも忘れじ袖のうつり香うすくこく八重咲きくの品々に匂ひとめ来る袖はあかじなみせばやのねがひも今は白菊の花の香したへもろ人の袖
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Draft Kaishi by Shimazu Iehisa
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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