Object
唐蘭船持渡鳥獣之図
- 年代
-
制作年 18–19世紀(江戸時代中–後期)
- タイトル
- トウランセンモンモチワタリ チョウジュウノズ
- 寸法
- 40.5×29.5cm
- 材質・技法・形状
- 紙本着色
- コレクション
- 慶應義塾所蔵美術作品
- 所管
- 三田キャンパス
「唐蘭船持渡鳥獣之図」は「鳥之図」2帖、「獣類之図」「馬之図」「犬之図」各1帖の5帖からなる図譜である。江戸時代後期、寛保~嘉永年間(1741–1854)に中国船・オランダ船によって長崎に渡来した珍しい鳥獣を極彩色で描いた225図が収録されている。「獣類之図」に収められた象の図は、象使いの道具4図や種々の動きを描写した絵も一緒に収められ、当時の人々が象に対していかに大きな関心を抱いていたかを伝えている。長崎の代官や町年寄を務めた高木家は、寛文年間(1661–1673)より長崎に渡来した品々を幕府に報告する役目を命じられ、珍鳥異獣については御用絵師に正確な絵を描かせ、その絵を江戸へ送って鳥獣を届けるべきか幕府の判断を仰いでいた。高木家は手許に残した控図を巻物として秘蔵し、それを明治時代に折帖に改めたのが本図譜である。各図に鳥獣の種名、渡来年、出所(出生地)、雌雄、寸法などの情報が記され、江戸時代に渡来した動物の歴史を詳細に伝える本図譜は、博物学史上において大変貴重な資料とされている。昭和32年(1957)、松永安左ヱ門氏より寄贈された。(三田メディアセンター 倉持隆)
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OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Animals and Birds Imported by the Chinese and the Dutch
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1帖
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