西洞院時慶筆詠草
- 人物
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作者西洞院時慶
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- ニシノトウイントキヨシヒツエイソウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
西洞院時慶〈にしのとういんときよし・1552-1639〉は、桃山から江戸初期の公卿。僧・覚澄(飛鳥井雅綱の子)の長男。伯父である飛鳥井雅春〈あすかいまさはる・1520-94〉の猶子となって、永禄7年〈1564〉以来中絶していた河鰭(かわばた)家を相続する。のち、天正3年〈1575〉西洞院時当〈ときまさ・1531-66〉の養子となって同家を継いだ。後陽成天皇に近侍して、勅版の刊行に尽力した。書は、尊応流を能くした。また日記『時慶卿記』を残している。寛永元年〈1624〉落飾し、同16年〈1639〉、88歳で没す。この詠草は、右端の書き付けのとおり、慶長18年〈1613〉2月2日、中院家(少将中院通村〈なかのいんみちむら・1588-1653〉)主催の初卯(最初の卯の日)の法楽歌会(歌題「閑山月」)に際しての草稿で、後陽成上皇に合点(爪点=紙面を汚さぬよう、爪の先端で引く)を請うたものである。『時慶卿記』にみえる、「中院ヨリ、初卯当座ヲ給」(同年1月28日条)、「初卯詠草、院御所へ得御意候。御爪点アリ。則書直シテ中院ヘ遣候」(同30日条)、「初卯法楽之短冊清書シテ中院ヘ遣」(同2月1日条)、「初卯ニテ出座候」(同2月2日条)の一連の記事がこれを裏づける。時慶62歳の筆跡である。「慶長十八・ 二 初卯中院亭法楽上皇御爪点/時慶上(たてまつ)る/閑山月石清水苔むす塵に交はるも光やはらぐ峯の月影/苔むして塵も希なる岩清水に光を宿す峯の月影/男山峯の松風をと更で一人すむ也夜半の月影」
慶長十八 二 初卯中院亭法楽上皇御爪点時慶上閑山月石清水苔むす塵にまじはるも光やはらぐ峯の月影こけむして塵も希なる岩清水に光をやどすみねの月影男山みねの松かぜをと更でひとりすむ也夜半の月影
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識別情報
- タイトル(英題)
- Draft Kaishi by Nishinotoin Tokiyoshi
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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