応胤法親王筆書状
- 人物
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作者応胤法親王（梶井宮）
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- オウインホウシンノウヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
応胤法親王〈おういんほうしんのう・1531-98〉は、伏見宮貞敦親王〈さだあつしんのう・1488-1572〉の子で、後奈良天皇〈ごならてんのう・1497-1557〉の猶子となり、天文10年〈1541〉に親王宣下を受ける。名は貞斉（さだなり）。その後、梶井宮彦胤法親王〈げんいんほうしんのう・1509-36〉の弟子として、京都大原の三千院に入室。得度（出家）して応胤と名乗った。天文22年〈1553〉には23歳で二品に叙せられ、第156代の天台座主となって、永禄13年〈1570〉40歳で辞するまで、18年間その職にあった。天正年間〈1573～92〉のおそらく早いころに還俗して名を尊悟（そんご）と改め、蜻庵（せいあん）と号した。尊純法親王を含む三子をもうけた。詩歌および書をよくしたが、ことに書は、青蓮院尊鎮法親王〈そんちんほうしんのう・1504-50〉を流祖とする尊鎮流の書き手として知られる。この手紙は、白丁（白布でつくった狩衣）、烏帽子（烏塗＝黒塗の帽子）を拝借していたところ、他から調達できたので、返却するとのこと。好き勝手の我儘を詫びている。書き慣れた流麗な筆致と尊悟の署名により、天正初年、50歳前後の筆と推定される。
我等門跡へも已後尊札多 上り候て慥申候 可被申候遷座 よく白丁并烏帽子相心得可申入候由に雖預恩借候 在之候自他所到来候由只今承候間即返進申候返々自由申状為恐／＼猶以参可申入候かしく主膳正殿尊悟
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル（英題）
- Letter by Princely Priest Oyin
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1葉
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