藤田友閑筆書状
- 人物
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作者藤田友閑
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- フジタユウカンヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
藤田友閑〈ふじたゆうかん・生没年未詳〉は、松花堂昭乗〈しょうかどうしょうじょう・1584-1639〉について書を修め、松花堂流の書法を究めた能書として知られる。江戸前期(寛永期)に活躍。摂州(大阪府)富田の出自で、通称は一郎兵衛あるいは善兵衛。栄閑・友閑(幽閑)・彩雲翁・閑睡庵などを号した。「壮年にして字をなす事あたわず」(『松花堂筆跡法帖』所収「筆伝系略」)という悪筆を妻に諭されたことによって、松花堂の門に入る。精励20年、書画ともにその技法を習得、ついに松花堂流第一の名手の評判を得る。門人は千人を超えたともいわれる。この書状は、宗徹・道守ならびにその一族の平穏無事を伝えてきた渡辺五郎兵衛(宗徹一家に仕えた者か)への返書。書中、「乍病者」の友閑に道守が「一袋づつ二種」(おそらく治療薬であろう)を送ったということから、この宗徹・道守が医師であることをうかがわせる。当時名医として聞こえ高かった曲直瀬玄朔〈まなせげんさく・1549-1631〉に医術を学び禁裏の侍医として仕えた山脇玄心の子に宗徹がいる。文中の宗徹と同一人物ではなかったか。とすると、道守はその子あるいは兄弟であったことが想定される。この手紙の闊達な筆致に、松花堂流を能くした友閑の面目躍如たるものを見る。「御札畏まり拝見致し候。先ず以って其の地御無事。宗徹・道守御息災、御一族御堅固の旨、珍重これに過ぐるべからず候。此方同前、某も病者ながら別条無く年月を送り候。御心安かるべく候。宗徹老御伝書(手紙)忝なく存じ候。御報急ぎ候間、御意得、頼み申し候。道守より一袋づつ二種給わり候。毎事、遠路の御志過分に存じ候。是又御意に預かるべくと存じ候。心事面上の時を期し、早々申し候。恐惶謹言。猶々、暮に及び候。御報詳らかにする能わず候。以上。九月六日友閑(花押)渡辺五郎兵衛殿御報」
猶々及暮候御報不能詳候以上御札畏致拝見候先以其地御無事宗徹道守御息災御一族御堅固之旨珍重不可過之候此方同前某も乍病者無別条送年月候御可心安候宗徹老御伝書忝存候御報急候間御意得頼申候従道守一袋ツゝ二種給候毎事遠路之御志過分存候是又可預御意存候心事期面上之時早々申候恐惶謹言藤田睡庵九月六日友閑(花押)渡邊五郎兵衛殿御報
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Fujita Yukan
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1葉
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