久保権太夫筆書状
- 人物
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作者久保権太夫
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- クボゴンダユウヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
久保権太夫〈くぼごんだゆう・1571-1640〉は、江戸時代初期の茶人。名は利世(としよ)。奈良・春日社の神職の家に生まれ、神官の神祇権大夫から、この通称で呼ばれた。また、東大寺の俊乗坊重源(ちょうげん)の御影堂(みえどう)の古材をもって建立した「茶処」を、茶の湯を通じて親交深かった小堀遠州〈こぼりえんしゅう・1579-1647〉が、鴨長明〈かものちょうめい・1155?-1216〉の「長明」に対照して「長闇」と命名、以後、この長闇堂(ちょうあんどう)を自号にも用いた。天正15年〈1587〉10月の北野大茶会に魅了され、茶湯者を志し、まず、千利休の弟子・本住坊宗和に師事、のち、遠州をはじめ、松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)・佐川田昌俊(さかわだまさとし/しょうしゅん)ら、当時一流の茶人と親交を結び、声明を上げていった。北野大茶会・茶事・茶道具の来歴等々を綴った『長闇堂記』は、当時の茶道の実態をうかがい知る茶書として貴重な文献となっている。この書状は、在京の小堀遠州に宛てたもの。折柄、南都は雪模様。雪を被った三笠山を見ながらの茶事も一興。大徳寺の江月宗玩〈こうげつそうがん・1574-1643〉和尚もすでに前日からおいでになっているので、是非の参着を申し入れたもの。その書は、見るからに奇癖に満ちている。この独特の書風、「江月老」の言い方から、70歳を一期とする久保権大夫の晩年60代の筆跡であろうか。伝存稀有の遺墨である。「今朝は三笠山の雪能く候間、路次悪敷候得ども、御茶進じ申し度く候。江月老(江月宗玩)も、昨日より参り居られ候。今日申し入れ度く候。返すがえす。不具。十二月三日久保権太夫遠州殿」
返/\今朝ハ三笠山雪能候間路次悪敷候得共御茶進申度候江月老も昨日より参被居候今日申入度候不具十二月三日久保権太夫(花押)遠州殿
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Kubo Gondayu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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