明恵筆書状

- 人物
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作者明恵
- 年代
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制作年 AD13
- タイトル
- ミョウエヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
明恵〈みょうえ・1173-1232〉は、鎌倉時代の華厳宗高僧。諱は高弁(こうべん)、明恵はその号である。末法の世であっても念仏に頼ることなく、ひたすら戒律を重んじて積極的に仏の教えを得る旧仏教の復興に功を残した。また神護寺の復興、東寺の修造、そして高山寺にて華厳宗を再興させた。その著作は甚だ多いが、中でも法然〈ほうねん・1133-1212〉著『選択集(せんじゃくしゅう)』(2冊)の専修念仏の論旨に反駁して著した『摧邪輪(さいじゃりん)』(3冊)がよく知られる。これは新六郎入道(未詳)に漬物一桶を贈るに際し、明修房(明恵の弟子か)を使者として、委細の口上を委ねるべく告げた手紙。宛名の「義林御房」は、明恵の高弟で、高山寺の発展に重要な役割を果たした義林房喜海〈ぎりんぼうきかい・1178-1250〉のこと。かれは、『高山寺明恵上人行状』(「仮名行状」と呼ばれるもの)・『明恵上人神現伝記』などの著者としても知られる。草卒に執った筆ながら、闊達流暢な筆致に確実な書法の裏付けがある。当代屈指の能書僧の面目躍如たるものがある。「このたび、新六郎入道の許へ漬物一桶、遣わすの間、使いと為て、明修房、申し付くべく候。以上。高弁。二十三日。義林御房」
今度新六郎入道之許へ漬物一桶遣間為使明修房可申付候以上高弁廿三日義林御房
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Myoe
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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