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千利休筆書状

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD16
タイトル
センノリキュウヒツショジョウ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-000152-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント 美術 矩形

千利休〈せんのりきゅう・1522-91〉は室町~桃山時代の茶人で茶道の大成者。北向道陳〈きたむきどうちん・1504-62〉に茶の湯を学び、のち、武野紹鷗〈たけのじょうおう・1502-55〉に師事した。幼名は与四郎、のち宗易。利休は居士号。はじめ、織田信長〈おだのぶなが・1534-82〉に茶頭として仕えたが、信長没後は豊臣秀吉〈とよとみひでよし・1536-98〉に仕えた。利休は秀吉の信任厚く、茶頭として重用され、政治力も蓄えていった。が、やがて秀吉の怒りをかい、天正19年〈1591〉2月28日、秀吉の命により切腹した。その理由については諸説あるが、実のところは不明。利休70歳であった。この書状は、宛名の部分が欠失している。が、文面によれば、堺の町衆のしかるべき人物に宛てたものと思われる。京都・聚楽第の葭屋町屋敷にいた利休が差出人に上洛をうながそうとしたところ、折柄、先方が京都にのぼると返報してきたことに対する返事である。文中の「子持」は、利休の番頭格の人で、堺の利休屋敷を取り仕切っていた子持善兵衛。「(宗)恩」は、堺の屋敷に居住していた利休の後妻のこと。また、「円乗坊」は、利休の女婿で茶人としても名高い人物、宗円のこと。堺から、上洛してくる人を朝茶に招き、円乗坊の同席をうながしたものである。また、執筆年代について明らかでないが、書風より、晩年期に書かれたものと推定される。「堺へ書状を以って、申すべくと存じ候処、御上洛成され、本望に存じ候。然らば、明朝、又昼成り共、御意に懸けられ候へかし。今度は、御礼面上に申したく候。書状にては、中々、申し尽くし難く存じ候。子持・(宗)恩、申し候を大形承り候。せめて面上を期し奉り候。今朝、円乗坊には御言伝申し候。明朝、御同心に於いては、円乗一人御伽為るべく候。未だ古茶にて候へ共、一服申したく候。恐惶かしく。八月九日宗易」

堺へ以書状可申と存候處御上洛被成本望存候然者明朝又昼成共被懸御意候へかし今度者御礼面上ニ申度候書状ニてハ中々難申尽存候子持(宗)恩申候を大形承候せめて面上を奉期候今朝円乗坊ニハ御言伝申候明朝於御同心者円乗一人可為御伽候未古茶ニて候へ共一服申度候恐惶かしく八月九日宗易(花押)

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-000152-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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基本分類
美術

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Sen no Rikyu

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

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タイトル(英題)
Letter by Sen no Rikyu

物理的特性

重量と数量
員数 1幅