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桑山宗仙筆消息

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD17
タイトル
クワヤマソウセンヒツショウソク
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001180-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント 木材 モノクロ 矩形

桑山宗仙〈くわやまそうせん・1560-1632〉は、江戸時代前期の茶人。桑山修理大夫重晴〈しげはる・1524-1606〉の子。名は貞晴(さだはる)とも、重長(しげなが)とも伝える。従五位下に叙せられ左近大夫を称した。後年、洞雲(とううん)と号した。宗仙は法名。豊臣秀長、秀吉、のち徳川家康に仕えた。茶の湯は千利休〈せんのりきゅう・1522-91〉の子・道安〈どうあん・1546-1632〉に学んだ。その茶風は史料が少なくはっきりしないが、道安を通じて利休の茶風をよく伝えたといい、宗仙の門下からは片桐石州〈かたぎりせきしゅう・1605-73〉が出ている。この書状は、千利休主催の夜咄の茶事(冬季から春季にかけての炉の季節に夕刻から始められる茶事)に招きを受けたので、龍造寺六郎に同道を申し入れたもの。また、その時には、細川三斎〈ほそかわさんさい・1563-1645〉を一緒に誘って来てほしい旨を付け加える。宛名の龍造寺六郎とは、龍造寺長信〈りゅうぞうじながのぶ・?-1603〉のこと。肥前国一帯を領した水ケ江龍造寺家の一族で、龍造寺周家〈かねいえ・1504-45〉の三男、通称慶法師丸・六郎次郎。兵庫頭・和泉守を歴任。『利休百会記』によると天正18年〈1590〉10月26日の昼会の茶会に、鍋島豊前守信房〈なべしまのぶふさ・1529-1606〉とともに招かれた記録が残る。茶の湯を通じて、利休と親しく交わったことが知られる。登場人物の生没年から勘案して、この手紙は、天正18年の冬季(10月~12月)に書かれた可能性が高い。とすると、宗仙31歳、利休55歳、三斎28歳という年齢関係に結ばれる。「其れ以来は久々御意を得ず候。弥、御無事の由、珍重に候。昨夕、利休居士夜噺(=咄)参会、参り候様、申し来り候。貴公御同伴申し入れ候由、御報候。御差支え無くば、拙宅まで待ち入り申し候。謹言。/猶々、御出での節、三斎老へ御申し、是も御同道、待ち入り候。二十日/龍造寺六郎様参る桑山左近」

猶々御出之節三斎老へ御申是も御同道まち入候其以来者久々不得御意候弥御無事之由珍重候昨夕利休居士夜噺参會参候様申来候貴公御同伴申入候由御報候無御差支拙宅まて待入申候謹言廿日龍造寺六郎様 桑山左近まいる

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001180-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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斯道文庫
キャンパス 三田
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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Kuwayama Sosen

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

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Letter by Kuwayama Sosen

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員数 1幅