滝本坊乗淳筆書状
- 人物
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作者滝本坊乗淳
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- タキモトボウジョウジュンヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
滝本坊乗淳〈たきもとぼうじょうじゅん・生没年未詳〉は江戸時代初期の能書家・真言僧。松花堂昭乗〈しょうかどうしょうじょう・1584-1638〉の兄である中沼左京〈なかぬまさきょう・1580-?〉の子で、昭乗の甥にあたるが、その跡を継いで、石清水八幡宮滝本坊の第3世住持となる。よく昭乗の書風を学び、江戸時代中期に刊行された滝本流の手習い書『原泉第二帖』『松花堂筆跡法帖』の筆法伝授の系譜には、流祖である昭乗につづいて乗淳の名が記され、第2代に位置づけられている。滝本流は乗淳をはじめ昭乗近侍の僧侶や町人に受け継がれ、広く庶民層に浸透した。これは、乗淳が西川安右衛門にあてた書状。文中に「宗匠老」とあるのは、松花堂昭乗のこと。「甫斎様」が誰であるかは不明。昨日の晩に安右衛門に会った際に贈られた手拭いの謝礼と、安右衛門の尽力により、「甫斎様」と乗淳・昭乗との対面が16日に実現するようになったことへの謝意を述べ、あわせて乗淳の近況等を伝えている。 「夜前は御尋ね、別して過分至極に存じ候。殊更、見事の手拭い二つ、御持参、御懇意、忝く存じ候。御取籠(多忙)の中に一入忝く候。早々の御帰り、御残り多く存じ候。甫斎様へ、十六日の御茶召され、御礼に書状進らせ候。能き様に御取り成し仰ぐ所に候。内々、数年大望に存じ候処に、別して忝き儀に候。今日は帰寺仕りて、明後罷り上るべくと存じ候。伏見より罷り帰り候儀もこれ有るべく候。宗匠老へ御出の段、具に申し入るべく候。火急に候。恐惶謹言。/猶々、忝く存じ候。御ひまあらざる中に、大悦これに過ぎず候。尤も御心事に及ばず候。かしく。六月十三日滝本坊乗淳/西川安右衛門様参る」
[端裏書]滝本坊 西川安右衛門様乗淳 まいる………………………………………………………………猶々忝存候御ひま不有中ニ大悦不過之候尤不及御心事候夜前ハ御尋別而過分至極ニ存候殊更見事之手拭弐御持参御懇意忝存候御取籠之中ニ一入忝候早々御帰御残多存候甫斎様ヘ十六日之御茶被召候御礼ニ書状進候能様ニ御取成所仰候内々数年大望ニ存候処ニ別而忝儀候今日ハ帰寺仕候而明後可罷上と存候伏見より罷帰候儀も可有之候宗匠老ヘ御出之段具ニ可申入候火急候恐惶謹言六月十三日(花押)
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Takimotobo Jojun
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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