Object
編袋
茶色の植物製繊維を二重に撚った細糸で密に編まれた、把手付きマチなしの手提げ袋。網袋本体には、赤茶色や深緑色に染色された糸を編み込んだ横縞の文様帯が計4段確認できる。片面は数多くのイヌの犬歯で装飾される。歯根部に穿孔を施し、麻糸を通して一本ずつ網袋に縫い付けている。歯の装飾は計7段あり、各段15~18本の犬歯で構成される。総数112本を数え、少なくとも28頭分の犬歯が使われたことになる。ニューギニアではトーテム動物(特定の出自集団の始祖とみなされる動物)として犬を崇める部族も多く、その犬歯は威信財として高い価値をもち、婚資にも利用される。ほぼ同時期にヒュオン岬付近で収集された類例に、350本ものイヌの犬歯で飾られた網袋が知られる。当時としては高額の18マルクを支払うことで漸く入手したとの逸話が残る逸品である。本資料の歯牙数はそれには及ばないものの、高い価値を有していたことは間違いない。高位の権威者の持ち物だった可能性が高い。
「2018年度慶應義塾大学民族学考古学資料展 ANIMARTIFACT-時空を越える動物-」展示冊子(p.5)より
©杉本佳実
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OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- 分類
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資料分類 網袋・編袋 Net Bag/Knitted bag地域 メラネシア Melanesia
物理的特性
- 材質・技法・形状
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材質 紐(植物製)、歯(犬)
参考文献
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。