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細川幽斎筆書状

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD16
タイトル
ホソカワユウサイヒツショジョウ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-002305-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント 書き込み 矩形 論文

細川幽斎〈ほそかわゆうさい・1534-1610〉は、桃山時代の大名・茶人。三淵晴員(みぶちはるかず)の子で、本名は藤孝(ふじたか)。通称与一郎、幽斎・玄旨(げんし)と号した。細川元常の養子となり足利義晴に仕えたが、没後は義昭擁立を謀り、織田信長を頼って、洛西長岡、丹波の地を与えられた。本能寺の変に際しては、身の潔白を証せんと子息忠興とともに剃髪して静観、その後は豊臣秀吉に従い、さらには徳川家康の重臣として遇せられた。幽斎は和漢の学に精通、とくに和歌・連歌・茶道における活躍はめざましく、当時一流の文化人であった。家集『衆妙集』、歌学書『詠歌大概抄』など、多くの著作を残している。この手紙は、宇治の茶師上林(かんばやし)から、聞茶(ききちゃ・利茶とも。茶を味わい分けること。本茶とされる栂尾の茶とそれ以外の産地の非茶について、産地や精製した茶師名を飲み当てる、闘茶の一種)として送られた茶が、一段とすぐれていたことを報じている。宛名の「上林入道」は、当時宇治の茶師を統括支配していた上林掃部丞久茂〈ひさもち=法号久徳・1542-1606〉である。闊達な筆致に書道にも秀でていたことがわかる。「聞茶送り給い、賞翫、祝着の至りに候。茶の時分、罷り越し候間、万々、面を以って申すべく候間、具にせず候。恐々謹言。幽斎。尚々、茶一段の出来に候。三月十日玄旨。上林入道殿参る」

尚々茶一段出来候聞茶送給賞翫祝着之至候茶之時分可罷越候間萬々以面可申候間不具候恐々謹言幽斎三月十日玄旨(花押)上林入道殿参

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-002305-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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所管
斯道文庫
キャンパス 三田
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美術

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Hosokawa Yusai

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

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タイトル(英題)
Letter by Hosokawa Yusai

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