紺紙金字仏説頼吒和羅経(神護寺経)
紺紙に金字で「仏説頼吒和羅経」を書写する。本紙巻頭下部に捺される「神護寺」の朱印により、「神護寺経」(5048巻)のうちの1巻とわかる。「神護寺経」は、平安時代後期の紺紙金字一切経で、京都・高雄の神護寺に、鳥羽上皇〈とばじょうこう・1103-56〉の遺志を継いで、文治元年〈1185〉、後白河法皇〈ごしらかわほうおう・1127-92〉により施入されたものであると伝えられる(『神護寺文書』)。が、写経の書体・書風、あるいは見返し絵や表紙の装飾文様の描法から察して、所伝の12世紀末より遡るものである。付属する経帙の欠損部から久安5年〈1149〉の墨書銘が発見されたこともこれを裏づける。当時の金字一切経の記録をたどると、久安6年〈1150〉4月27日、法勝寺で営まれた美福門院〈びふくもんいん=鳥羽上皇后藤原得子(なりこ)・1117-60〉の発願による金字一切経供養に結びつけることが可能ではなかろうか。表紙には金銀泥で宝相華唐草文を描き、見返しには釈迦説法図が描かれる。当時の絵仏師の作画ながら、大和絵の描法を加味しており、仏教絵画史の上からも注目されている。さらに、軸端に魚子地毛彫で精妙に宝相華唐草文様を表した撥型鍍金軸も当時の工芸技術の高さを示すものである。
(題)頼咤和羅経
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Jingoji Sutra
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1巻
- 材質・技法・形状
-
形状 軸は金泥撥型
- 付属品
- 二重箱/掛紙書付
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。